ホットペッパーインタビュー第2章
2022/07/08
ホットペッパーインタビュー第2章
第2章;美容室・美容師の枠を超えたTEMIL HAIRの出店秘話
「出店場所もお店の設計も、“人と違うこと” “逆に”の発想から決まりました」
「合言葉は“光っているところに人は集まる” “迷ったらわくわくする方へ”」
インタビュアー;出店場所としてお二人の地元、茨木にするというのは決まっていたものの、駅からは徒歩20分以上かかる住宅街に出店したのはなぜですか?
荻野さん;僕も谷村も学生の頃から“人と違うことをしたい“という想いを強く持っていたので、話す時に「逆に」というのがお互い口癖だったんですよね。出店場所も「逆に」 の発想がきっかけですね。
谷村さん;1番になるには2種類しかないんですよ。グループで1番になるか、グループの輪からあえて外れるか。駅前がグループだとしたら、有名チェーン店もあるし、キャンペーンなんか打たれたら太刀打ちできない。だから「逆に」駅前から外れて、そこで目立ってやろうと。「逆にな」を辿って行ったらこの場所の出店に至りました。
インタビュアー;駅から遠いサロンの成功事例がほとんどない中で、1からの集客スタートを切るにはリスクも高く、身内や周りから反対されることも多かったそうです。オープン約1年半でたくさんのファンを掴んでいる今のTEMIL HAIRさんを見ると「逆に」の発想が成功につながりました。
インタビュアー;かなり広い土地に一から建物を建て、1棟丸々美容室にされていますが、設計にあたってこだわったことはありますか?
谷村さん;設計にはめちゃくちゃこだわりましたね!お店を作る上で絶対はずせなかったのが“開放感“です。
祖父が施設に入っている時、外でカットをした事があったんですが、外で切っている時めっちゃ気持ち良いと思ったんですよ。外で切っているような開放感を実現したいと思ったので、ガラス張りにして外と中の境界をなるべくなくしました。
荻野さん;今の時代は半個室空間が増えてきていると思いますが、僕自身もそこに迷いはなかったですね。
あとは、カラー剤を作ったりする調合スペースをあえてお店のど真ん中に持ってきて、オープンキッチンのような作りにしました。
インタビュアー;調合スペースってむしろ隠すもので、美容師さんが裏で作業している美容室がほとんどですよね?
谷村さん;これも「逆に」の発想ですね。美容師のわくわく感って薬剤をまぜたり調合している時っていう人も多いと思うんです。自分たちが楽しそうに仕事をしているところを見てほしいっていう想いもあります。あとは、本当に良いものだけを使っているからこそ見てほしいし、安心要素にもなると思っています。
インタビュアー;本当に「逆に」の発想が設計にも活かされていますね!TEMIL HAIRで働く美容師さんのテーマとして掲げている、”美容師の枠を超えたドキドキとワクワク”はどういう想いから生まれたんですか?
谷村さん;僕たちは“ただ美容室”ではなく“人が集まる村”を作りたいんです。
美容師も好きだけど美容師以外のこともやりたいという好奇心旺盛なスタッフばかりでもあるので(笑)あとは、僕も荻野も寂しがり屋なんですよ。人とわいわいしたりするのが好きです。
荻野さん;そうですね(笑)あとは、人と違うこととなると自然とそうなったというのもあります。茨木の中で、人が集まる場所作りができたら良いなという想いもあるので、そのためにも美容室だけにこだわらず色々な体験ができる場所を提供できたらと思っています。
インタビュアー;TEMIL村作り楽しみですね!今実際に美容以外にも園芸・撮影・オリジナルデザインのグッズなど様々な取り組みをされていますが、1年半の間に次々と実行に移せている秘訣はありますか?
荻野さん;シンプルなんですけど、イメージできないことは実現できないけど、イメージできることは全て実現できる、と思っていますね。あとは、まずやってみて、やってよかったものを更に磨き上げてみるのが一番良いと考えています。あとは、大事にしている合言葉があります!
荻野さん、谷村さん;
“光っているところに生き物は集まる”
“迷ったらわくわくする方を選ぶ”
美容室という枠に収まらず、北摂になんかすごいところあるよなっと人が集まる場所にしたいです。